おいしいものには骨がある ~鰻の骨が喉に刺さった~ 【前編】
「きれいな花には棘がある」。この言葉をご存じでしょうか。バラのようなきれいな花にはその容姿とは裏腹に鋭い棘があるということから、美しい女性には気をつけろ、という意味になります。
3日前の月曜日、おばあちゃんがお土産として買ってきてくれた鰻を食べました。とてもおいしくてほっぺがとろけ落ちるほどでした。しかし、バラと同様に、鰻にも危険は潜んでいました。僕は鰻のあまりのおいしさに気を取られ、骨が隠れていたことに気づかずそのまま飲み込んでしまいました。その瞬間、喉の奥の方に痛みが走りました。なんと、鰻の骨が喉に刺さってしまったのです。
その時、「きれいな花には棘がある、おいしいものには骨がある」という言葉が頭の中によぎりました。当時はなかなかいい発想だと思ったのですが今思い返すと微妙ですね。(笑)
そんなことをいろいろと考えているうちに、「そんなことをしている場合じゃない」とふと我に返りました。この後からは僕と鰻の骨との苦闘の戦記になります。
鏡とライト
まず初めに痛い部分を見るために手持ち鏡を見たのですが、口の中が陰になってしまい全然見えませんでした。天井の電気の光も利用してみましたがそれでも見えませんでした。そこで、鏡を持っている手でスマホも同時に持ち、鏡を口に当てると同時に口の中にライトを当てるという技を編み出しました!(笑)
そして中を見てみると、何かを発見!しかし骨かどうかまでは分かりませんでした。「何か細い物でとらなくては。」そう考えた僕は次の手に出ました。
つまようじ
喉の奥まで届きそうな細いものはないかとあたりを見渡した僕ですが、なかなか見つからない。いろいろと歩き回っている中、あるものを見つけました。なんと、それはつまようじです。しかしいくら何でも鋭すぎて危なすぎる。しかしやるしかないと思い、つまようじの持つ側のあんまりとがっていない方で挑戦しました。
すると、骨らしきもののところまで到達しました。しかし触れるだけで挟むことができないため、取ることができませんでした。つまようじ二本でも挑戦してみましたが逆に奥までいかなくて無理でした。諦めて次の手に移りました。
ピンセットを買いに
挟むものがなければ取れない、しかしそんなもの持っていないということで近くの薬局まで足を運び、ピンセットを購入してきました。「やっと取ることができる。」そう確信した僕は先ほど発明したスマホライト付き手鏡を利用してピンセットを喉の奥へ。
すると、なんと取ることができました!しかし、骨ではなかった。溶けて消えていきました。「何だったんだこの努力は!」しかしまだ安心はできませんでした。喉にはまだ痛みが。「目に見えないもっと違う場所に刺さっているのかもしれない。」心配性の僕は病院へ行くことを決意しました。しかし夜のため病院はやっていなかったので次の日に行くことになりました。
つづく...
この続きは次回のブログに載せようと思います。ほんとに大変でした。あなたも鰻の骨には気を付けてください。